精密審美治療とは

精密審美治療とは

精密審美治療とは

精密審美治療とは

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精密審美治療とは、顕微鏡、マイクロスコープを使用して肉眼では見られなかったミクロのレベルで治療することです。

なぜこのようなミクロレベルの治療が必要になるのか。それはお口の中には数千億とも言われる無数の細菌が存在しているからです。
下の画像をご覧ください。
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左側の画像が技工士さんが作ってくれたゴールドインレー(詰め物)を何も調整せずに裸眼で歯につけた状態です。詰め物と歯の間にギザギザがあってあまりいい適合とは言えません。
右側の画像はマイクロスコープを用い調整と接着を行った状態です。詰め物と歯の間のギザギザはなくなり、ぴったりと適合しています。

「あれ、これくらいしか変わらないの?」と思いませんでしたか?
このように裸眼でみると目をこらさないと分からない違いですが、ミクロレベルでは非常に大きな違いなのです。どういうことか。
歯と歯の詰め物・被せ物の隙間は、ミクロレベルの細菌にとっては格好の侵入経路になっているということです。

世の中には多くの審美歯科が存在します。その中で当院が精密審美歯科を掲げているのは、このような細部にこだわり、美しさはもちろんせっかく入れた綺麗な歯をどれだけ長持ちさせるか、にこだわった治療を行っていきたいという想いからです。

精密審美治療の4つのポイント

精密審美治療の4つのポイント

精密審美治療の4つのポイント

上記のマイクロスコープを使用したミクロレベルでの診療を含め、当院の精密審美治療には○つのポイントがあります。

1:マイクロスコープの使用

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先ほどマイクロスコープを使用した治療で非常に精密な治療が行えることはお伝えしましたが、実際どのくらい視野が変わるのかを身近なものを用いて表現してみました。

人間の眼は裸眼では0.2ミリの間隔までしか判別できません。その証拠に、ちょっとこの下の写真を見てみてください。あなたは千円札のこの部分に何が書いてあるか見えるでしょうか?

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答えはNIPPONGINKO NIPPONGINKOと書いてあるのです。
もし見えた方がいても相当千円札に近づかない限りはよく見えませんし、口の中ではそれほど治療部位に近づくことができません。
たった0.2ミリと考える方もいるかもしれませんが、0.2ミリあれば汚れを溜めて虫歯や歯周病になるには十分すぎる影響があります。
当院では、拡大鏡や歯科用手術顕微鏡(マイクロスコープ)を使用することにより簡単に見ることが可能となっています。
視野を拡大することによって、より高いレベルで診査診断を行うことができ、さらには歯を削るときには、虫歯に感染している部分以外の健康な歯質を削ることを最小限に抑え、精密に削ることによってより適合の良い詰め物やかぶせものを入れること、また歯の根の治療の際にも、細菌の取り残しのリスクを最低限にすることができます。このように肉眼では見えないレベルのものを細部まで見通すことが治療の成功の鍵となり、歯の寿命を延ばすことにつながっていくのです。

2:精密な根管治療

マイクロスコープの使用もそうですが、どれだけ精密な根管治療を行うかが、治療した歯の予後を大きく左右します。例えば根管治療の際にラバーダムを使用しているかなどが当てはまります。
ラバーダムとは唾液中の雑菌を遮断する防湿防菌シートのことです。
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お口の中には数千億の細菌が生息しています。もちろんその全てが歯に悪影響をもたらすわけではないのですが、ラバーダムを使用することでその細菌から治療部位を保護するメリットがあります。
ラバーダムをかけずに治療するということは、せっかく治療した歯を細菌まみれにしてしまうということなのです。ラバーダムをかけて治療することでそれらの細菌を徹底的に排除でき、再発のリスク極限まで少なくできます。
また歯に詰め物を接着する歯科用接着剤などは水分にとても弱いので、それらを守るという意味もあります。徹底して治療時の感染管理を行い再発のリスクを避け、歯の健康を維持するためにはラバーダムは欠かせない道具なのです。

更に詳しくはコチラ
当院の精密根管治療について詳しくはこちら

3:歯の土台へのこだわり

三つ目は歯の土台へのこだわりです。基礎がしっかりしていなければ頑丈な家屋が建たないように、歯も土台がしっかりしていなければ、いくら良い被せ物を作ってもすぐに外れたり壊れたりしてしまいます。
美しさはもちろんせっかく入れた綺麗な歯をどれだけ長持ちさせるためには、基礎作りが重要なのです。

・歯の土台作りのこだわり①歯を支える歯ぐきの治療

意外と知られていないことですが、審美歯科治療の前には歯周病治療が必ず必要になります。
歯周病の治療をおろそかにしてしまうと、歯石や歯垢が付着したままの状態で被せ物をすることになり、治療後の再発率が向上してしまうのです。また歯周病になると歯茎が腫れているため、この状態では正確な型取りをすることができず、お口に合わないかぶせものが出来上がってしまい、またその隙間から細菌の感染が起こってしまうのです。
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歯周病治療はもちろん私たち歯科医師や歯科衛生士が行っていくものです。しかし歯科医院の治療だけでは歯周病を改善できません。患者様のご自宅でのホームケアが必須になってきます。だからこそ、患者様に歯周病の危険性や、正しいケア方法を「伝える」ことこそが歯周病の治療には欠かせないと考えております。
また当院では患者様の担当歯科衛生士制をとらせていただいております。そのうえで歯科医師、担当歯科衛生士、患者様と一緒になって歯周病を克服していきましょう。

・歯の土台作りのこだわり②人工の土台を何で作るか

大きな虫歯などにより、歯に十分な量の歯質が残っていない場合には、人工の土台(コア)で歯を補強する必要があります。
歯質があまり残っていない歯に被せ物(差し歯)をつけても、すぐに取れたり、残っている歯が割れたりしてしまうからです。
歯の土台(コア)は目立たない部分ですが、実はとても重要な治療なのです。どのような素材の土台(コア)を使うかによって、その歯に将来起きるかもしれないトラブルの発生率や歯の寿命が変わります。

歯には、食事の時や歯ぎしり・食いしばりの時など毎日いろいろな方向から強い力がかかっています。一般的に使用されている金属の土台(メタルコア)は丈夫ですが硬すぎるため、十分な歯質が残っていない歯では、強い力がかかった時に歯が割れてしまうことがありますこのような場合、歯の保存が難しい割れ方(縦破折)をすることが多いため、抜歯になる可能性が高くなります。
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歯質の少ない歯には、硬さやしなり具合が歯と似ているファイバーコアを使用することで、歯が受け止める力を分散して破折などのリスクを減らすことができます。当院では、歯の土台(コア)はファイバーコアが最良の方法であり、将来的に歯を守ることに繋がると考えております。

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硬さや弾性が歯とほぼ同じため、歯が割れる(歯根破折)のリスクが低い
強度があり耐久性がある
光の透過性があり歯に似た白さのため、自然で透明感のある美しい歯を再現できる(金属による暗い影がないため、オールセラミッククラウンに最適)
金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどの心配がない(メタルフリー)
歯を削る量が少ない(口腔内で製作する直接法の場合)
再治療が必要になった場合も除去が容易
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保険が適用されないため、レジンコアやメタルコアより費用がかかる
術者のテクニックや歯の環境によって予後が左右されやすい(口腔内で製作する直接法の場合)

・歯の土台作りのこだわり③精密な型取りを行うための環境づくり

精密な型取りを行うために当院では症例によって、エクストリュージョンという手法を取ることがあります。
歯というのは 歯槽骨の中に 埋まっています。歯茎の下に 歯の割れが及んでてしまったり、虫歯が進んで 歯茎の上に出ている歯の部分(歯冠)が ほとんど無くなって、根(歯根)の方まで 虫歯が進み、歯茎が覆いかぶさった状態になってしまうと、通常の虫歯治療では 歯に土台が作れないため、ほとんどの場合 抜歯になります。歯茎の下の状態をそのままにして 無理に治療しても、精密な印象採得(型をとること)を行うことができず、適合の良いクラウン(被せ物)が作れなかったり、細菌感染を起こしやすい環境を残したまま治療を完了させることになってしまいます。
エクストルージョンを行なって、歯茎の下にある虫歯や歯が割れている場所を歯茎の上に露出させることにより、虫歯や割れた歯に土台を立てることが可能になり、精密な印象採得を行ったり、細菌感染を起こしにくい環境を作ったりすることが できるようになります。

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無理に被せてしまうと、歯肉の炎症が消えません。
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そのままの状態だと適合の良い(虫歯菌が入りにくい)被せ物を作成することが困難です。

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歯根を歯ぐきの上に露出させることで適合の良い被せ物を作成できます。

更に詳しくはこちら
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4:最終的な歯の補綴物へのこだわり

①歯肉圧排の実施

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歯の型取りをする前に、「歯肉圧排」という作業を必ず行います。
かぶせものが歯茎から自然に生えているように見せるためには、歯茎の中まで型取りをしなければなりませんが、そのために歯と歯茎の間に絹糸を入れて型取りをすることを「歯肉圧排」と言います。
歯肉圧排を行わずに型取りを行うことで、歯にフィットしないかぶせものが出来上がり、虫歯の原因になります。それを防ぐためにも必ず歯肉圧排を行います。

②シリコン印象材の使用

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当院では型取りに変形が極めて少なく精度の高い型取りができる「シリコン印象材」を使用しています。
保険診療で使われる寒天印象材とは異なり、シリコン印象材は変形が極めて少なく、精度の高い型取りができるという特徴があります。

精密審美治療で何が変わるのか?

精密審美治療で何が変わるのか?

精密審美治療で何が変わるのか?

精密審美治療と保険治療、または通常の審美治療では、治療工程と治療自体に費やす時間に大きな差があります。
とは言っても入れる素材、セラミックであるかゴールドであるかの違いによって見た目は大きく変わりますが、通常の審美治療と精密審美治療パッと見ただけでは違いは現われません。

実際、目に見えるような部分じゃないし…といった、考えの方がほとんどだと思います。
ですが、実はなかなか効果が見えにくい治療工程、治療の精密さや治療に費やす時間こそ、“せっかく美しくした歯を永く残す”ことに価値を生み出すことができるのです。

下の表を見てください。

根管治療の精度 補綴処理の精度 成功率
パターン① ○精密な治療 ○自費の補綴物 91.4%
パターン② △精密ではない治療 ○自費の補綴物 67.6%
パターン③ ○精密な治療 ×保険の補綴物 44.1%
パターン④ ×精度の悪い治療 ×保険の補綴物 18.1%

これはアメリカの大学の研究結果をまとめたものです。

精密な根管治療を行い、自費の補綴治療(詰め物・被せ物の治療)を行った場合の成功率は91%とまずまず高いですが、多くの歯科医院が保険の範囲内で行う根管治療を行い、自費の補綴治療を行った際には67%と大幅に下がります。

さらに根管治療も精度の悪く、補綴物も保険の治療であれば、80%以上の確立で再発するというデータが出ているのです。

まとめると、最も成功率が高く再発しづらい治療は、精密な根管治療を行い、自費の補綴物を用いた治療をすることです。これは、根管内の感染物の取り残しのリスクと、治療後の細菌の進入を最も防ぐことができるからです。一方、最も再治療の可能性が高いのは、精度の悪い根管治療を行い、保険の補綴物を用いた治療をすることです。つまり、精度の低い治療では細菌が侵入しやすく、再発のリスクが非常に高くなることを意味しているのです。

もしかすると、治療を早く終わらせたい、そんなに治療に時間が使えない、とにかく安く歯の治療を行いたいという患者様には自費診療に対して価値観は見出せないかもしれません。
しかしながら時間をかけて丁寧に治療したい、しっかり治療したい、歯を健康な状態で維持し続けたいという患者様にとって自費診療は最高の選択であると思います。

精密審美治療の料金について

精密審美治療の料金について

精密審美治療の料金について

・オールセラミックの料金
インレー(詰め物)の場合・・・¥54,000(税別)
クラウン(被せ物)の場合・・・¥118,800(税別)
・CADセラミックの料金
クラウン(被せ物)の場合・・・¥75,600(税別)
・メタルセラミックの料金
クラウン(被せ物)の場合・・・¥97,200(税別)
・オールセラミックの料金
インレー(詰め物)の場合・・・¥32,400(税別)
クラウン(被せ物)の場合・・・¥64,800(税別)
・ゴールドの料金
インレー(詰め物)の場合・・・小さな箇所¥43,200(税別) 大きな箇所¥54,000(税別)
クラウン(被せ物)の場合・・・¥64,800(税別)

・各種インレー(詰め物)の比較表
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・各種インレー(前歯の被せ物)の比較表
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・各種インレー(奥歯の被せ物)の比較表
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